アメリカで大腸内視鏡検査を受ける(その2)

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アメリカ生活

前回排便がうまくいかず検査できなかった、経腸内視鏡検査(大腸内視鏡検査)をもう一度受けることにしました。

便秘症の私がどうすればうまくタイミングを合わせて排便できるか、またPEG3350電解質溶液をを4リットル飲むにはどうしたらいいのか。前回の反省を踏まえて、今回行った対策などを記録していきたいです。

今回検査は金曜日です。

初回の事前準備についての記事はこちら。検査の流れや、3日前からの食事の制限について詳しく書いています。

考えた対策と実践

前回の”PEG3350電解質溶液を飲めなかった原因”を踏まえての対策

① 排便対策:錠剤の下剤を事前に飲んでみて、どのくらいで効くのかを把握しておき検査前に備える。

②排便対策:固体物を摂取しない日を増やすor お粥などにする。(便秘症のため、早めから固形物を取らないほうがいいかも。)

③前日は水だけにはせず、鶏肉などで作った薄いスープなども飲むようにする。(前回水だけにして、夕方体がだるくなってきつかったので。)体調を少しでも良くしてPEG3350電解質溶液を飲むため。

④PEG3350電解質溶液にライムなど混ぜて、飲みやすくして飲む。

 

実践(対策の番号と一致)

①錠剤タイプの下剤がどのくらいで効果が出るか把握しておく。

前回の検査時に飲んだ下剤の効果がいつだったかを把握する。

木曜 午後4時 下剤(錠剤)飲む

土曜 午前8:30頃 排便

月曜 午前8:30頃 排便

効果は2日後、そして4日後に現れました。(かなりの便秘症がばれてしまい、恥ずかしい限りです…)日本でバリウムを使って検査した後は、ちゃんとその日に排便があるんですけどね。下剤の種類も排便の効き目が変わるかも知れません。

<錠剤の下剤の飲み方>

今回の下剤も前回の検査時と同じものをの服用すること、前回の検査日と近いことを考慮し、以下のように決めました。

火曜 午後4時 2錠

午後7時半 排便(少し腹痛を伴う)→1時間おきくらいに下痢(2回)

そして通常の規定通り、前日の木曜日に4錠飲みました。

②検査前の食事

前回と同じ4日前の晩御飯から行い、食べる量も少なめにしました。

月曜日:(夜)卵入り雑炊、ローストターキー

火曜日:(朝)ご飯、目玉焼き、(昼)餅(砂糖醤油) おやつを食べないので甘くして食べたかったから、(夜)軟粥、シャケ

水曜日:(朝)パン、ローストターキー、(昼)シュガートースト、ローストターキー、(おやつ)Jell-o (lemon-lime) 明日食べることになるかもしれないのでどんな味か確認も含めて。(夜)塩おにぎり、ローストターキー

木曜日:紅茶、コーヒー、JELL-O、ささみの茹で汁

ささみの茹で汁は、ご飯を食べている気分にするために必要だと思いました。紅茶やJELL-Oなどのような飲み物・甘いもの以外のものは必要です!

赤や紫色のものはダメなので、購入したJELL-Oはレモンライムで、色がかなり鮮やかです。

④PEG3350電解質溶液に何か混ぜて飲みやすくする。

Crystal Lightを使用しました。

水に混ぜてドリンクを作る粉末状のものです。これを混ぜて「できそこないのポカリスウェット」からジュースのような味のドリンクに変えます。

赤、紫色はNGのため、レモネードとピーチティーを使用しました。はっきりした味になり、始めは順調に。半分あたりから甘さ・飲まなければならない量で苦しくなってきたので、炭酸を少し入れたりして気分を変えながら、5時間半かけてようやく飲み終わりました。

 

<前日のPEG3350電解質溶液服用スケジュール>

午前11時:溶液作り、冷蔵庫へ(この前より白湯を冷まして、冷えやすくする)

午後3時半:錠剤下剤 服用

午後5時半:溶液飲み始め

午後7時以降:およそ15分おきにトイレにいく。

午後11時:PEG3350電解質溶液 飲み終わり

 

普段水分摂取が少ない人にとって、好きではない飲み物を6時から4リットル飲むのはしんどいです。そして、2回目の検査時にわかりましたが、Gatorade(ゲータレード)を代用することはできませんが、混ぜて飲むことは可能だそうです。(色には注意。)

私は黄色の粉を使ったので、本来便が透明か黄色の液体になりますが、それと比べると黄色ということでした。(病院の人も一回検査できなかったため慎重になっていたのか、病院のでトイレに行き便をみてもらうことになりました。)

今回、きちんと下剤が効いていたのでトイレの回数が驚くほど多いことに気が付きました。これを考えると、前回は全く下剤が聞いていないことがわかりました。

三日前に準備するものの中にCharmin(アメリカのトイレットペーパーのメーカー)が入っていたのもうなずけます。なぜならCharminのウルトラソフトは紙が柔らかいので肌に優しいからです。トイレに行く回数が多いので、肌に優しいトイレットペーパーの準備をお勧めします。

 

 

 

私はたまに15分間隔でない時があったので、遅くまで時間がかかってしましました。PEG電解質溶液を30~45分間隔で飲むことは可能だそうですが、その場合2時間早めに開始しないといけなかったようです。(その場合、錠剤の下剤を飲む時間も早めになる)

トイレの波が終わってから寝れるようにしましょう!

検査はできたか。

今回は無事検査することができました。排便もうまくいっており、錠剤の下剤を前日以外にも飲んでいたのが良かったようです。

食生活を変えてみて、感じたこと

検査を行うため食生活を変更する日が続きましたが、感じたことがあります。

①意外におやつは食べなくても大丈夫

 

私はちょっとしたときにチョコレートを食べたり間食をすることが多かったのですが、お菓子を食べない生活を4日間ほど続けて思ったことは、「私は間食しなくてもいける」「私は無駄にお菓子を食べていたんだ」ということです。

イライラすることがあってお菓子を食べることは無意味なことだとわかっているのに、なんとなく食べてしまう。子供が食べているからなんとなく一緒に食べる。

そんな「なんとなく」を理由に間食をするのは体に良くないとわかっていましたが、甘いもの・スナック類の誘惑に負けることが多かったです。

お菓子でお腹が多少満たされているのに、夕ご飯を食べるのはカロリーの取りすぎです。

お菓子が好きなのは変わりませんが、なんとなく食べるのは控えたいです。

 

②水分をもっと取る

私たちが一日に摂取する水の量は、1.5~2リットル程度と言われています。ただ私はほぼ毎日その量の水分を摂取できていません。わかってはいるのですがなかなか難しいのです。

そのため便秘症なのに、より排便がうまくいかないということになってしまいます。

まずは苦にならないように水分を多く取れるようにする。私はジュース類はほとんど飲みませんが、紅茶(ノンシュガー)や緑茶などは飲むのでカフェインの取りすぎに気を付けたいです。

カフェインの上限量

一般的に医学的な問題のない健康な成人に対しては300 mg – 400 mgのカフェインは、任意の副作用なしで毎日消費することができるとされています。(ただし「平均的な」体重による試算のため、個人差があります)

また妊娠している女性や妊娠しようとしている女性や授乳中の女性は、カフェインの使用を毎日200mg未満に制限することが推奨されています。

副作用

カフェインの過剰摂取による副作用には以下のようなものが挙げられます。

  • 頭痛
  • 不眠症
  • 興奮
  • 神経過敏
  • 頻繁な排尿または排尿を制御することができない
  • 動悸
  • 震え
嗜好品別 カフェイン量

コーヒー(浸出液):60 mg/100 mL

紅茶(浸出液):30 mg/100 mL

せん茶(浸出液):20 mg/100 mL

ほうじ茶(浸出液):20 mg/100 mL

ウーロン茶(浸出液):20 mg/100 mL

玄米茶(浸出液):10 mg/100 mL

(お湯の温度、浸す時間によりカフェイン量は変動します)

参考:日本食品標準成分表2010(本表) 16.し好飲料類

 

 

アメリカにはDecafeのティーパックやコーヒー豆も充実しているので、とても嬉しいです。

感想

結腸内視鏡検査を受けるのは、私にとってはものすごく大変だなと感じました。健康のために検査することも大切ですが、「なるべくなら、もうしたくない」というのが私の本音です。

食生活を見直すきっかけにもなり、これからも健康を心がけていきたいです。

 

初回の事前準備についての記事はこちら。検査の流れや、3日前からの食事の制限について詳しく書いています。

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