アメリカに住んでわかった日本と違うところ【学校・子供編:20選】

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アメリカ生活

学校や子供の様子は国の違いをよく感じる場所です。子供たちが通っているアメリカの小学校では基本宿題はありません。ただキンダーガーテンの時からずーっと言われるのは、毎日の20分間の本読みです。それもただ本を読むだけでなく、先生から「親から子供へ質問をする」ことを要求されます。

アメリカ式、幼児の本の読み方は下記ブログを参考にしてください!

【アメリカ式】幼稚園児の本の読み方4カ条・親の問いかけ方法

それ以外にも子供の話を聞いて、日本の学校とはこんなに違うんだ!と感じることがたくさんあるので、それをまとめました。

学校編

1.通学時間はスクールポリスが交通整理

 

 

スクールバスか送迎、近所の人は親と徒歩で登校します。学校前の交差点は多くの車・歩行者がスムーズに行き来できるよう、スクールポリスが毎日交差点に立って交通誘導をしてくれます。

 

2.Walk To School Day というものがある

 

徒歩ではいけない距離に住む子供達もいるため全員参加することはできませんが、たまにPTA主催でWalk To School Day というものがあります。歩いていくとリストバンドをもらえたり、イベント感満載です。

そしてステッカーを貼ってもらい、学校にいる時間に番号が呼ばれ、当たればプレゼントがもらえるというものです。

 

3.学校で担任の先生の好きな音楽をかけたりする。YouTube,  映画を見る

授業の合間に音楽を流したり、学期終わりなどの時には映画を見ることも多いです。先生の好みが反映されため、先生の好きな音楽を子供が聞いて好きになってました。

また昔から有名な映画を見ることも多く、こういう風に映画は引き継がれていくんだなと感じました。「ET」や「101」、「Charlie and the Chocolate Factory(チャーリーとチョコレート工場)」も見たりしていました。

ホットチョコレートを飲みながら映画鑑賞する日も。

4.子供達は掃除をしない。掃除する人が雇われてる。

子供が掃除をすることはありません。学校が終わると掃除をしてくれる人がゴミを集めてくれたりします。雇用という面もあるのかな?

そのため雑巾を絞ることもしないので、子供は上手く雑巾を絞ることができるのか?ほうきを使うことができるのか?という疑問がわきます。家で使わせないと!

 

5.先生がお菓子を配る。

 

頑張った時にキャンディやオレオ、をくれることがあります。ごほうび的な感じですね。

また先生がジップロックにお菓子を詰め合わせたものを配ってくれたり、ポップコーンをレンジでチンしたり(笑)それを食べながら、映画を見ることもあったそうです。

 

6.変なランチタイム &スナックタイム

小学校ではカフェテリアに移動してお昼を食べますが、マンモス学校のため、一度にカフェテリアに入りません。そのため10時頃にランチタイムになる学年もあれば、12時頃にランチタイムになる学年もあります。ランチタイムが早い学年はランチ後の12時くらいに、12時ごろにランチタイムがある学年は10時ごろにスナックタイムが入ります。

そのため、毎日何かしらフルーツやシリアルバーなどを持っていきます。2年生頃までは先生から「健康的なスナックを」とお願いされます。アメリカはフルーツが安いので、フルーツをよく持って行かせていました。

でも「健康的なスナック」の基準がよくわかりません。っというのも、息子がクッキーを持って行ったことがあったのですが、「クッキーはだめ。もっとヘルシーなものを!」と注意されました。でもチップスを持って行った人への注意はないそうで、持ってきている人はよくいます。 スナックがだめというか、砂糖が多量に入ってそうなものに関して、注意しているのかな?

 

7.word search をよくする

 

Kinderでも5th grade でもword searchをよくします。私が通っていたESOLのレッスンでもハロウィンに関する言語のワードサーチをするっとかよくやっていました。

単語を覚えるためにいいのだろうなっと思います。

 

8.一年生でも靴紐の紐が結べるように練習してと言われる。

 

アメリカではマジックテープの靴が少なく、6歳くらいの靴でも紐靴がメインです。紐靴の方がカッコいいからと靴紐の靴を買って練習していましたが、やっぱりうまく結べない時もある用で、その時は先生にお願いしていたそうです。しかし先生との面談で、「靴紐が結べるようにしてください」って言われました。

なので結ばなくていい靴紐は便利です。靴紐を結ぶ練習中に学校に履いていく靴には、「結ばなくていい靴紐」に変えておくのも手ですよね。

 

 

9.転校生は、自分で自己紹介をしない。

日本の小学校で転校生が来ると、先生も転校生の名前を紹介しますが 自分でも名前をいうような気がします。

でもアメリカの小学校で息子のクラスに転校生が来たとき、生徒が名前を名乗ることはなかったそうです。今も日本はそうなのかわかりませんが、意外でした。

 

10.マシュマロやシュガーコーンキャンディーを食べること以外に使う

マカロニを”,(カンマ)”の勉強の時にカンマに見立てて使うことは別のブログで紹介しました。

そのほかにもマシュマロをビンゴの時に利用したりもします。アメリカのビンゴシートのほとんどは、番号部分に切れ目がなく穴が開けれないタイプなので何かを置かなければならないことになります。そのため、小さいマシュマロを利用します。

また、学校のクラスでハロウィンパーティーをするときには candy pumpkin catapults にパンプキンシュガーコーンを使ってました。

<パンプキンシュガーコーン>

 

こういうパーティーに必要な材料は、その都度ボランティア募集があります。この時はこのシュガーコーンが何に必要なのかわかりませんでしたが、物を提供するボランティアに立候補しました。購入後子供に持たせて何を使ったのかを聞くと、飛ばすのに使ったと聞いてびっくりしました。

この写真がその様子です。

ブルーのズボンを履いている子が左手に持っているものがパンプキンシュガーコーンです。これをスティックを組み立てて作ったものに乗せて、飛ばして遊ぶようです(笑)

 

11.学期の初めにschool supplies を持っていく。

School Suppliesについては別記事でお伝えしたことがありますが、新しい学年が始まる前に学校に行って先生に会う日があります。その日に、その学年で必要な勉強用品をまとめて持っていくことになります。学校でセットを買うこともできますし 、自分でスーパーなどで買って準備しておいてもいいです。この日は親と行くので子供が自分で持っていく必要もないので、重くてもへっちゃらです。

学校で買うとこんな感じのセット。

 

そしてそれ以外の日にノートがいるとか、鉛筆がいるとか言われることはありません。始めに準備しておけばいいので、めちゃくちゃ楽です!しかも高額なものはありません。

日本だと、絵具セットや習字セット、裁縫セット、彫刻刀、体操服まで、なんでも購入しなければなりません。

アメリカの学校で言われた絵具は、クレヨラの絵の具で、簡単な下の写真のやつです。

コンパクトでめちゃくちゃイイ!筆を洗うのはどうするのかなって思いますが、きっと紙コップなどを使うんだと思います。

 

12.職員室はない。先生は毎年同じクラスで生徒を受け入れる。

アメリカの小学校に職員室はありませんでした。(きっと中学校も高校もそうだと思います)先生は学校に着くとすぐ自分のクラスに行きます。そして、先生は毎年同じ教室で、1年1組、2組というような何組というのはなく、クラスの名前は先生の名前です。

写真は学校初めにクラスのドア付近に張り出されてたもの。○○’s Classと書いてあって、クラスメイトの名前も張り出されます。

そして最も驚いたのは、受け持つ学年が毎年同じということです。毎年同じ学年を受け持つと、その学年のプロにもなるので、より分かりやすく教えることができるようになるというメリットもあるかもしれませんが、慣れてしまい毎年同じようなことを繰り返すだけにならないかなっという心配もあります。

 

13.休み前には先生にギフトカードで感謝を示す

クリスマス~年末にかけての休み前など、大きな休みの前には先生にギフトカードを渡す習慣があります。任意ですが、結構みんな渡します。クラスにいるクラスマザー(保護者の学級委員みたいなもの)が先生の好きなショップや食べ物のリストをみんなにシェアするので、それを見てお店を選んだりします。

個人で渡してもいいですし、クラスマザーの子に渡して皆でまとめて渡すのもアリです。そうするとクラスマザーの親がデコレショーンをして渡してくれます。

でもそうすると先生は誰からそのカードをもらったのかがわかりません。なので私は子供に直接渡すように言ってます。(どうせなら渡してることをしてもらったほうがいいかなってことで)

年度末に先生に渡したギフト。日本人の感覚からすると、凄すぎって感じます。

 

14.送迎中もドリンク必須な大人

通学は基本、スクールバス、車での送迎、徒歩とお伝えしましたが、徒歩の場合保護者が送迎するのが必須になります。 (帰宅では5thグレードの子は小学校の最終学年ということもあり、友達と二人で帰る様子を見たことはありますが、子供のだけで帰るのはほとんど見かけません)

徒歩で登校するのは学校の周りに住んでいる人がほとんどなので、片道15分程度だと思います。そんな短時間でもドリンクボトルを持って送迎する親がいるので、少し驚きました。私はなるべく身軽に歩きたいので何も手に持ちたくないと思うくらいなのに、ドリンクボトルを持つとしんどくないのかなと感じます。

アメリカで人気のドリンクボトルは、Hydro Flask(ハイドロフラスク)やYeti (イエティ)です。アメリカの車のドリンクホルダーは大きいのでどんなサイズでも大丈夫ですが、日本の車はドリンクホルダーが小さかったりもするので、入れれないこともあります。

ただ見た目のカラフルで、私はHydro Flaskを愛用してます。

 

15.徒歩での子供の送り迎えは、犬とともに

朝登校中に撮った写真です。子供と親と犬。一緒に学校まで歩いてます。この家族は帰りの迎えの時も犬と一緒でした。

学校の入り口の近くまで行くので学校の敷地にも入ることになりますが、犬を連れてきたらダメと言われることはないのでしょう。他にもたまに見かけます。

16.迷彩色

スクールバスの路線をナンバーと14色のカラーで表しています。

Black、Blue、Gray、Red、Gold、Brown、Pink、Yellow、White、Purple、Orange、Green、Silver、…と続き、最後はCamo(迷彩柄)です。学校で使う色としては珍しいかなと思いましたが、アメリカでは一般的なようです。

日本だと最後の一色、何色を使うかな~って考えてみましたが、なかなか思い浮かびません。からし色は黄色と似てるし、深緑、うぐいす色、小豆色、桃色もどれも何かの色に似てるなと思うと、迷彩柄というのはかなりいいチョイスなのかもしれません。

 

子供編

17.どこでも側転

女の子の人気のスポーツの一つにジムナスティック(体操)があります。もちろん習い事も大人気です。男の子と女の子のレッスン枠にはかなりの差があります。5倍以上かも(笑)

アメリカではプロでも、学校でも、色んなスポーツの試合の休憩時にチアのパフォーマンスの時間が設けられていたり、活躍できる場が多いことも理由の一つかもしれません。

そのためジムナスティックを習っている子も多いため、公園や他の習い事で体育館にいるときなど、ふっと側転や倒立をし始める子をたまに見かけます。

 

18.女の子ショートパンツ、スパッツ大好き

上の写真はバスケの練習をしている女の子チームです。7人中 ショートパンツ3人・スパッツ4人。運動中だからというわけではありません。普段学校に行くときもこんな感じの格好です。

日本の女の子のように、普段の服装で流行を取り入れたような服装はほとんどしません。思った以上にカジュアルな装いです。例外としては、学校のピクチャーデー(アルバム用の写真を撮る日)はワンピー

 

19.男の子は冬でも短パン多し!

男の人は冬でも短パンで、上はパーカーという服装の人をよく見ます。

下の写真は高校生がスクールバスに乗るため歩いている時を撮影したもの。少し肌寒くなった時の服装ですが、パーカーに短パン。靴下は短めです。

長ズボンを履く男の子はほとんど見かけない気がします。理由はわかりませんがそれは大人になっても続くように思います。職場には長ズボンですが、私服では”オールシーズン短パン”という男性も多いように思います。

私が気になるのは、靴下の長さなんですけどね。

 

20.公園でパーティ

公園にはピクニックエリアというものがあり、テーブルとベンチがあります。そこを予約してパーティーをすることもできます。準備は大変ですが、家だと掃除などが大変という家族にはいいですね。雨が降ったときどうするのかは謎ですが…。でも外でも遊べるし、いいですよね☆

 

最後に

色々並べてみると、日本とアメリカ、違うところはたくさん!アメリカの習慣が好きな部分もありますし、日本の方がいいなという習慣もあります。上手くミックスできたらいいのになって思います。

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