ハバティチーズの特徴・デンマークチーズ

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ハバティチーズ趣味

ハバティチーズ(Havarti Cheese)とは

チーズの種類:ハードタイプ

原産地:デンマーク

原料乳:牛

食感:クリーミーで滑らか(ハーブが入ったものは、特に香りがよい)

食べ方:薄くスライスしてサンドイッチや、クリームチーズやサワークリームに合わせてディップソースとしてもよい。スライスしてイチジクなどのフルーツと一緒に。

特徴:クリーム色から黄色がかった色。全体に小さな穴があり、少なくとも3か月は熟成しなければならない。

45%の乳脂肪含有量がありますが、凝固する前にクリームを追加したクリームハバティチーズもあります。こちらは乳脂肪含有率が60%となりフランス人が「ダブルクリーム」と呼ぶほど、非常に滑らかです。キャラウェイシード、ディル、ニンニク、唐辛子などのハーブやスパイスを混ぜたフレーバー系クリームハバティチーズもあります。

下記写真は、購入したハバティチーズ(ディル入り)

 

地理的表示保護(PGI)の権利を得る

ハバティチーズの起源は1800年代にさかのぼり長い歴史をもつチーズです。にもかかわらず、独占的な保護地理的表示(PGI)の権利を得ることができていませんでした。それは「ハバティ」という名前がデンマークの地域を指すものではなく、ほとんどのハバルティチーズは、アメリカ・ウィスコンシン州のデンマークのArla Foods社を含め、デンマーク国外で生産されています。この登録は、デンマーク国外の生産者がEU内でその名前でチーズを販売するのを阻止し、EUが世界貿易で独占しようとしているパルメザンチーズ、フェタ、チョリソなどの人気食品名のリストに「havarti」を追加することになります。

しかし2019年10月にデンマーク業界の4年間の運動の末、ようやくEUはデンマークに独占的な保護地理的表示(PGI)の権利を付与しました。

EU法では高い水準の食品を保証するために断固とした要件を課しており、安全な食品を保証するための厳格な衛生規定のほかに、EUは高品質な欧州製品を保護・継承するための品質認証制度を制定しています。3つある制度の一つに地理的表示保護(PGI)があります。

デンマークでPGIを取得しているチーズはデンボー、ハバティー、ダナブルー、エスロムの4種類です。(2020年現在)

PGI – 地理的表示保護とは

特定の地理的領域と密接に関連した農産物、食品、飲料が対象。生産・加工・製造の少なくとも一段階がその地域で行われていなければなりません。有名な例として、フランスのバイヨンヌ産生ハムや、イタリアのシチリア産ブラッドオレンジが挙げられます。

(PGI=Protected Geographical Indication)

EUの品質認証マークは、品質が劣る商品や、風味の異なる模倣品に消費者が惑わされることを防ぐ役割を果たしています。これらのマーク付きの商品を購入すれば、欧州の特定地域でのみ手に入る特定の原材料を使用し、長年の伝統と知識に基づいて生産された、最高品質で独特の風味を持つ本場の製品を購入していることが保証されるのです。

(駐日欧州連合代表部の公式ウェブマガジンより)

それにより、デンマークでのみ、デンマークの牛乳を使って製造できるようになりました。

デンマーク産チーズ 人気のチーズを紹介

1.Blue Castello【ブルーキャステロ】(デンマークに本社を置くヨーロッパ最大規模の乳製品メーカーArlaが作るチーズブランドの一つ。)
セミソフトチーズ、セミハードチーズ、ブルーチーズ、クリームチーズなど様々なチーズがあります。クリームチーズにヘーゼルナッツとラム酒を混ぜたものやブラックペッパーとホワイトペッパーをまぶしたものがあります。

2.Danable【ダナブルー】
青カビタイプ
PGIマーク取得

3.Danish fontina【デンマークのファンティーナ】
セミソフトチーズ
赤いワックスに覆われている

4.Esrom【エスロム】
セミソフトチーズ
全体に小さな穴がたくさんある
PGIマーク取得

5.Maribo【マリボー】
セミハートタイプ
細かい不規則な穴がある。
加熱するとよく伸びるので、ピザやグラタン、フォンデュに最適。

6.Mycella【ミセラ】
青カビタイプ
デンマーク版ゴルゴンゾーラ

7.Saga Blue【サガブルー】
白カビタイプ
ブルーチーズとブリーチーズのクロスで柔らかいダブルクリームチーズ。
表面は白く、中はブルーチーズのよう。
クラシックブルーブリー、クランブルブルー、クランベリー入りクランブルブルー、デンマークスタイルブルー、カマンベール、クリーミーブルーがある。

8.Samso【サムソー】
セミハードタイプ
弾力性のある食感で、不規則な穴がある。
黄色のワックスで覆われている。
3~6ヶ月熟すと最高の味になるが、それ以上熟すと、甘酸っぱい辛みを発すると言われている。

ハバティチーズ 食べ方を紹介

カットしてそのまま食べてもおいしいですが、ベーグルサンドを作ってみました。

手前は鮭、奥はスモークサーモンを使用

<材料>スモークサーモン(鮭やツナでも) 25g、マヨネーズ 5g、玉ねぎ(粗みじん切り)15g、ハバティチーズ25g、塩・胡椒(鮭やツナを使用した時のみ)

<作り方>1.スモークサーモンは粗みじん切りにし、マヨネーズ、水にさらして水気を切った玉ねぎ(もしくは炒めてもOK)を混ぜ合わせる。

2.ベーグルを上下2つに分け、カットしたハバティチーズをのせる。(すりおろしてもよい)トースターで焼き、先ほど混ぜ合わせたサーモンをのせる。

・好みに合わせてマヨネーズの量などを調整してください。

・チーズたっぷりがおすすめ。

・チーズは焼かず、ベーグルだけトーストしてもよいです。

・スモークサーモンと鮭を作りましたが、スモークサーモンのほうが断然おすすめです。鮭の場合は塩、胡椒を効かせてください。

・クリームチーズが定番な気もしますが、こってりしておらず、こちらもおすすめです。

 

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