アメリカ小学校 宿題体験談(スカベンジャーハント、アイスクリームコーンって…!?)

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子供

子供がアメリカの学校に通うと、自分が経験したことのない学校の宿題に悩むことがあります。「この問題を解いてきて~」とか、「このプリントを埋めてきて~」ならわかりやすいのですが、「プロジェクトだから○○を作ってきて~」と言われると、何をしたらいいのかわからないことがあります。知っている前提なのか、簡単な説明しか載っていないプリントを頼りに、キーワードを入れてネットで検索したり、先生に質問したり…。やり始める前の”調査時間”がもったいないなーと思うことがよくあります。

そこで私の息子が提出したプロジェクトをもとに、小学校の宿題を紹介していきたいと思います。

 

自分でやるものを選ぶ 選択式プロジェクト

 

色んなプロジェクトから10ドル分になるように自分で組み合わせていくものです。これは、四捨五入のような数の丸め方や、数の位学んでいるときに行ったプロジェクトです。数の丸め方は日本とアメリカで違う部分もあるので、紛らわしく感じます。

とにかく内容がわかるもの、そして値段が高いプロジェクトを狙った結果、行ったものは「Scavenger Hunt」、「Ice Cream Cones」、「Wish List」となりました。

Scavenger Hunt(スカベンジャーハント)$3

 

スカベンジャーハントは、キーワードをもとに何かを探し当てるゲームで、covid-19のパンデミックが広がった2020年ー2021年初めは「スカベンジャーハント ハロウィン」や「スカベンジャーハント イースター」などイベントでもよく使われていました。各自紙を持って、色んな所に探しに行くので人が密集しにくいからだと思います。

それと同様に、問題から数字に当てはまるアルファベットを探し、隠されたメッセージを見つけるゲームを作ります。問題を作る時にうまく数字を調整して、同じ数字にならないようにするのがポイントです。

説明上、解答の写真から載せていきます。

まずは文章を決め、そして使用しているアルファベットを並べ番号を振り、その数字にあう問題を作っていきます。

 

 

 

問題の答えが同じ数字にならないように、そして同じような問題にならないようにするのに苦労します。問題用のプリントはこちら。鉛筆で書いてある部分も書いた状態で提出します。

 

 

 

 

数の丸め方など理解していないと問題も作れないので、なかなかいい宿題だと思います。

 

アメリカの問題集にもこういった問題があります。

 

 

Ice Cream Cones(アイスクリームコーン) $3

 

アイスクリームを形どった用紙を作り、コーン部分に書いたstandard formを色んな表示の仕方で表していきます。(下から、Expanded Form、 Witten Form、 Nearest hundred etc…)

例えばコーン部分が549ならExpanded Formは500+40+9、Witten Formはfive hundred forty-nine、Nearest hundredは500といった具合です。

 

 

 

Wish List $5

誕生日プレゼントに欲しいものの商品をピックアップしネット価格を調べた後、価格を丸める作業を行います。なかなか実践向きのもので、簡単なようで5ドル!お買い得商品的な感じで迷わず選びました。

 

この3つで合計11ドル。どれを選ぶかもポイントですね~。

分数をつかった宿題

Pizza Fractions Project


分数を学んだときはPizza Fractions Projectを行いました。ピザに乗った具が何分の何になるかを色んな表示で書かせるものです。

 

 

我が家は余っていたお菓子の箱を使ってPizza Boxを作りました。あまりにもお菓子の箱が主張しすぎていたので、紙を貼りました。

クラスの子の中にはきちんとお店でピザボックスを買っていたようです。宿題のために買うなんてっと思って買いませんでしたが、みんなは普通に家にあったりするのかな。。。もったいないと思うのは私だけだったのかな~。子供もこれでいいよって言ってくれたので助かりました。

アメリカンフードがモチーフなあれこれ

アメリカンフードをモチーフにして作らせるのはさすがっという感じです。日本だったら…お好み焼きかな。

紙を折るとき

学校で小さい子供たちに紙を折る指示をするとき、横長にした紙を折る時は「Hotdog Fold」と呼び、縦長にした紙を折る時は「Hunberger Fold」と呼んでいるのを聞いたことがあります。初めて聞いたときは何のことを言っているのか全く分かりませんでしたが、考えてみると「なるほど~」といった感じです。でもkindergartenに通う子供(幼稚園でいう年長組)に聞くと、先生が言ったのを聞いたことはないと言っていました。おかしいな…。

Hotdog Fold
   →

 

Hamburger Fold

  →

 

 

Paragraph Graphic Organizer(段落のグラフィックオーガナイザー)

Paragraph Graphic Organizer(グラフィックオーガナイザー)を行うときはハンバーガーをモチーフにします。

 

子供が楽しくGraphic Organizerするための工夫の一つだと思います。

これは子供が文章の計画を立て、自分の考えを整理し視覚化するのに役立ちます。ハンバーガーの段落の書き込みは、トピックに関する最初の文で段落を書き、それを3つの詳細でサポートし、それを包むために最後の文で段落を閉じるという形式です。

パンズだけではハンバーガーにはならないし、パテが挟まったハンバーガーより野菜やソースといったものが加われば、よりおいしいハンバーガーになるように、文章もよりよいものになるということです。

最後に

普通に計算するような宿題も出ますが、日本ではなかなかこういう宿題ないな~といったものや、自分でやることを選ぶという選択制なのも面白いポイントです。

スカベンジャーハントは、他の題材にして夏休みの自由研究にも使えるかもしれませんね!

 

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