アメリカでよく使われているバターミルクとは？

アメリカ生活

2020.11.21 2020.10.22

アメリカで売ってるパンケーキミックスによく書いてある、Buttermiik。トレダージョーズのパンケーキミックスにも書いてある商品があります。

私はこれをバターと牛乳を使っている・混ぜていることを示している言葉だと思っていました。「バターたっぷり使用してるって強調したいのかな。カロリーが高くなってそうだから買うのやめよう」と思って、極力選ばないようにしていました。

しかしケーキのレシピを見ている時、材料にButtermiikって書いてあったんです。そこで、バターミルクってバターと牛乳じゃないの！？それだと２つに分けて材料に書けばいいだけなのに、わざわざ書くってことは私が思ってるバターミルクは間違っているかもしれないと思いました。

先ほどのパンケーキミックスの材料表記にはButtermiikの文字が。（材料表記の一番下）

勘違いであることがわかったので調べると、全く違うことがわかりました。

バターミルクとは

もともとはクリームからバターを作るときに残る液体のことです。脂肪分のほとんどがバターを作るのに使われるため、バターミルクは非常に脂肪分が少ないです。今は牛乳に乳酸菌を使って培養したバターミルク（Cultured buttermilk ）が多いです。

インド版バターミルク

インド風バターミルクは通常chaasと呼ばれており、カード(Curd)またはダヒ（ヒンディー語）をベースとした飲み物です。通常バターミルクと呼ばれているものと、インドのものは正確には異なります。しかし、chassと呼ばれるおいしいカードベースの飲み物に当てはまる良い言葉がないため、バターミルクとして知られるようになりました。

Chaasは消化を助ける飲み物として知られており、クミンなどのスパイスを加えることで、その効果がより高まります。インド風バターミルクは非常にさわやかな飲み物で、暑い夏の間は非常に人気があり、寒い冬の間も楽しめます。

インドのバターミルクレシピは地域によりわずかな違いはあるようですが、基本的にスパイスの効いたバターミルクです。

北インドではchaas、タミルナードではmor、ケララではmooru、カンナダ語とテルグ語ではmajigoと呼ばれています。西ベンガルではgholと呼ばれており、砂糖で甘くしています。

シンプルなchaasには、オイルでローストしたクミンシードの他に、コリアンダーのみじん切り、生姜のみじん切り、ミントの葉をつぶしたもの、グリーンチリ、チャートマサラ、ブラックソルトなどのを入れると風味豊かになります。オイルでローストしたスパイスを使うことで、飲み物にパンチのある味を加えることができます。