アメリカでは、第一言語を英語としない人を対象とした、ESOL(English to Speakers of Other Languages) Lessonをいろんなところで開催してくれています。もちろん有料のスクールもありますが、教会や州が開催しているものもあります。
その授業で使用していたテキスト、無料サイトなどを紹介します。
テキスト
Grammar in Use Intermediate Student’s Book
文法を勉強したい人にピッタリです。
見開きで一つの項目です。左のページに説明・例文、右のページに問題があります。違いを理解しづらい進行形と現在完了形など、図で説明してくれたりしているので理解しやすいです。
turn on / throw awayなど動詞+前置詞で成り立っている「句動詞(Phrasal Verb)」もたくさん紹介されています。それぞれは簡単な言葉でできている句動詞ですが、知らないと意味が分からないこともよくあります。これを機にまとめて覚えてしまうのも手かもしれません。
英語で書かれた本なので、たくさんの言葉が載っています。そのため文法を勉強しながら語彙も増やすことができるのが、英語で書かれた本で勉強する良いことの一つだと思います。
購入時の注意
本を購入するときの注意点ですが、テキストには、
問題の解答+CD(音声)付き・解答付き(CDなし)・CD付き(解答なし)の三種類がありますので、気を付けてくださいね。
ボキャブラリーを増やしたい人にピッタリです。人・性格を表す言葉や、天気に関する言葉など、言葉を説明しつつ、例文もついているので使い方が理解しやすいです。Exercisesもあるので問題を解いて理解を深めることがです。English Vocabulary In Use Upper-intermediate
Elementary(小学生)を対象としたものもあります。
リンクから中が少し見れるのでチェックしてみてください。
Pre-intermediate and Intermediate(初中級・中級)
Upper-Intermedia(上中級)
Advanced(上級)
VENTURES ( By Gretchen Bitterlin)
一通り文法を勉強したという方にはお勧めしません。日本のテキストには少し飽きたなというかたや子供さんにはいいかもしれません。知らない語彙もきっとあるはずです。テキストとワークブックがあります。(レベル2~4)teacher’s bookもあるので購入の際はご注意ください。
Mastering the American Accent
発音の勉強をしたい方はこの本はいかがでしょうか。音が同じ単語をまとめて確認できるので、音を意識しやすいです。プリントにTrack番号があるので、テキストにはCDがついていて音声が確認できると想像しています。
下記からも中が少し見れるのでチェックしてみてください。
無料英語学習サイト
Breaking News English
さまざまなトピックの文章をレベルに合わせて読むことができます。頻繁に新しい文章をアップしてくれるため、そのときにあったネタを読むことができます。
そして一番いいのは、レベルに合わせた音声が聞けること。
文章はEasierとHarderの2つのレベルですが、レベルに合わせて語彙を変化させた音声スピードが、Easierはレベル0~3の4段階、Harderはレベル4~6の3段階あり、更にレベルごとに音声スピードを選ぶことができ、自分に合わせた音声スピードを選ぶことができます。
私がアメリカで通っていたEnglish Schoolでも、たびたびこのサイトからの文章を取り上げ、Discussionしていました。
たくさんの記事を読むのもいいですし、1つの記事を深く勉強したい方は文章の穴埋め問題があるのでそちらを利用してもいいかもしれません。前置詞だけ空欄になっているから穴埋め、単語の母音が空欄になっているから穴埋めなど、単語の確認に使うこともできます。
日本のこともたまにネタになってます。
ESL Holiday Lessons
日本で3月14日といえばホワイトデーですが、アメリカではPiの日です。パイといっても甘いパイではありません。円周率のπです。そんな世界の行事や、定番のイースター、バレンタインデーなど、多くの行事についての記事が載っています。
音声もあるのでリスニングにも最適です。
最後に
英語教室の先生は、「あなたたちは話してることを理解できてる、話せてる、読めてる、文を書けてる。だから、あなた達は英語が喋れるのよ!自信を持って!恥ずかしがらないで!」とよく言ってくれます。
アメリカのカフェにいるとき「私、日本語話せるのよ」と話しかけてくれた人が披露してくれた日本語が、挨拶1つだったりしたこともあります。でも彼女は恥ずかしい素振りもなく、私は日本語が話せる!と堂々としていました。私に足りないものはこれだと思いましたが、どうもあそこまでの自信を出すことができません。
キチンとした文法・たくさんの語彙で話したほうが会話ですれ違うこともないし、いいとは思いますが、文法を気にするあまり、黙る時間が多くなったり、言葉が少なくならないようにしたいと思い気をつけています。
そして、英語ダメだもんな…と思って殻に閉じこもってしまわないように、ドンと胸を張っていけたらなと思います。