ブリーチーズとは
チーズの種類:白カビタイプ
原産地:フランス
原料乳:牛(一部山羊)
食感:柔らかく、クリーミーでなめらか
食べ方:フルーツ、ナッツ、バゲットスライス、クラッカーに添える。 サンドイッチやソース、パンにカットしたブリーチーズをのせてトースターなどで少し溶かすのもよい。
カマンベールチーズと同じ白カビタイプでよく似ていますが、ブリーチーズのほうが乳脂肪率が高く、クリーミーです。また、カマンベールチーズの直径が12cm程度なのに対し、ブリーチーズは直径が約22cmや35cmになるものもあります。
冷凍保存可能!?
ブリーチーズは最大2か月間冷凍保存も可能のようです。ラップやホイルでしっかり包み、ジップロックに入れ空気を抜きます。解凍するには冷蔵庫で一晩解凍し、2日以内に使用します。味は若干影響を受けるため加熱する調理がおすすめです。
アメリカでフランス産ブリーチーズを買うことはできない!?
フランスで作られるブリーチーズは、低温殺菌されていない牛乳が使われています。(低温殺菌された牛乳を使っているものもあります。)そして塩漬けされ白カビを発生させるために1週間休ませ、通常4週間で熟成します。低温殺菌されていない牛乳で作ったチーズは、食感が柔らかく、風味が豊かになるそうです。
しかしここで問題なのは、アメリカからの輸入資格を得るためには、生乳を使った場合少なくとも60日間熟成させる必要があるということです。60日間経ったブリーチーズは、熟成しすぎています。そのため、フランスから輸入されているチーズは、安定化バージョンのブリーチーズ(stabilize version of brie)です。
アメリカで生産されているチーズの多くは、低温殺菌乳(72℃・161°Fで牛乳を最低15秒間加熱する)が使われています。ハードチーズとセミハードチーズの中には、一般に加熱される低温殺菌より低い温度で熱処理を行った牛乳で作られているものもあります。その場合、販売までに1℃(34°F)以上の温度で60日間保存させなければなりません。これにより製品内に存在する可能性のある好ましくない細菌を除去することができ、安全なチーズを製造するための効果的な手法であると考えられています。
世界でも低温殺菌の傾向は増えているようで、フランスでもチーズの売り上げが専門店からスーパーマーケットに移行するにつれて、生乳チーズの売り上げは減少しているようです。(70年前と比較すると10%に減少)
しかしフランスに住んでいる人に話を聞いてみると、今でも生乳を使ったチーズは多いと言っていました。スーパーマーケットには大手メーカーの生乳や低温殺菌乳を使ったチーズや、各地域や各農場で作った生乳使用のチーズなど100種類売っている場所もあるということでした。
アメリカで販売 Supreme
アメリカのスーパーで購入できるものの一つに、Supremeのブリーチーズがあります。材料にクリームが使用されており、リッチな味わいでクリーミーです。
<食べ方>
・パン・クラッカーにのせて蜂蜜やドライイチジクをのせて食べる。
・おすすめ! お好み焼きにのせて食べる。温かいお好み焼きにのせるだけで柔らかくなっていき、すごくおいしかったです。
・ブリーチーズ温めて温野菜にかける。(ディップでもOK)少量だと時間がたつとチーズが固まりやすかったです。
温めても美味しいチーズなので、カボチャのスープにトッピングしても美味しいと思いました。いろんな料理に活用してみてください。