今のアメリカの学校はどうなってるの?
アメリカは夏休みを終え、新しい学年で新学期を迎えました。しかし例年より学校の開始が二週間程度遅く、また授業形態は州や地域によってかなり異なりますが、3つあります。
①remote classroom(リモートクラス)
② face-to-face and remote classroom choices(対面かリモートクラスか選択)
③face-to-face (対面クラス)
私の子供達が通っている学校は、今は①リモート授業のみですが、状況を見て②、③に移行していくようです。
リモートでの授業は午前中のみ。午後は、
家で授業を受けるので、どんな様子で授業が行われているのか、
日本とは違う!小学校の時間割
日本の小学校は1コマ40分くらいで、 1コマ1コマの間に10分休憩がありますよね。
オンライン授業では30分1コマですが、 午前中に休憩は一回10分だけです。少ないですね。 結構きびしいなぁと思ってやっているのをみると、 途中で休憩挟んでたり、先生が音楽やドラマを流したりして適度に休憩( Brain Breakって言ったりするそうです)を挟みながら授業をしていました。
オンライン授業では30分1コマですが、
休憩中にドラマを映すということにビックリしました。
普通に学校があってた時のアメリカの学校は、 分刻みのスケジュールでした。 オンライン時はさすがに分刻みではありませんが、前は ランチタイム開始が12:24とか、そんな細かく設定してるの⁈ という感じで区切られてました。
学校開始 まずは国歌斉唱
一日の学校が始まって挨拶や体調チェックなどする先生もいますが、リモート授業でも国歌斉唱を行います。まずは国歌斉唱。それから一日の授業が始まります。
アメリカの小学校は、年長の5歳児からKindergatenとして小学校と同じ建物の学校に入学します。そして、国旗についても勉強します。国旗の色、星の数、ストライプの数。国のことについて、小さいうちから教えていることに驚きました。
体育の授業風景
体育はPhysical EducationといいPEと呼んでいます。
リモート授業でも体育の時間があります。どんなことをしているか。
•⚪︎⚪︎にタッチして10秒以内で戻ってくる
•バランスポーズ
•ヨガポーズ
•腕立てなどのエクササイズ
•ダンス
など、YouTubeの動画も混ぜながらやってます。 子供たちが飽きないように、 一つの動きを10分弱くらいに設定していて、 1コマで3種類くらいのことをやってました。
有名なCha Cha Slide Danceもやってます。授業はもちろん、 クルージングのダンスパーティでも踊っていて、 ほとんどのアメリカ人は踊れる⁈っという有名なダンスです。
授業中、外に出て運動する必要はありませんが、外で運動をしている子がいました。自由な感じ!
やっぱりダンスが好き!
テンポがいい音楽が聞こえてくると、 Zoomの画面上でも、踊り出す子がたくさんいます。授業の合間にダンスの動画、 しかもキレッキレのダンスを見ることも多いです。
人の目を気にせず、踊れる!いいなぁーって思います。
GoNoodleはYouTubeにもたくさんの動画をアップしてくれて、色んな動画を見ること ができます。
小さい子だと、pop see koが好きだと思います。
コンピューター
小学校に入るとコンピューターの授業が始まります。小さい子供たちは初め、 モニター、電源、マウスなど物の名前から教わります。長男は先日メールの使い方を習っていました。
学校に通って授業を受けていたときには、パソコンを使って、 好きな文字を好きなように配置しながらパソコンの使い方を学んだ り、ゲームをしたりしてたようです。
こういう時期なので、次男のパソコンを使う機会が増えました。子供にとっては、 マウスでカーソルを思った場所に移動させるのって難しいんですね 。苦労しながらマウスを使っている姿、小さい手でマウスを持ってる様子が可愛い!
授業で使う教科書は?
子供が通う小学校に教科書はありません。その都度先生が必要な資料を印刷してくれていました。
今は先生がパワーポイントを使って説明してくれたり、手元が映るカメラを使って先生がノートに書いてくれます。
今までは先生が準備してくれるプリントがあるので、ノートをほとんど使ってませんでした。去年一年間で、ノート1冊使い切った教科はありませんでした。でも今は先生が書いてくれたものをノートに書いたり、授業中ノートに問題を解いたりするのでノートの需要が増えました。
教育アプリもあるので宿題はそのシステムを活用したり、動画を見たりしてます。
Math で教育アプリを使うのをみていいなぁと思うのは、やる項目にもよりますが、子供が楽しみながらやっていることです。勉強だけど遊び感覚でやってます。答え合わせがその場でやってくれる(しかも機械がやってくれるので、親が見る必要がない)のも、嬉しいポイントです。
共働きの子供はどうしてる?
オンライン授業になると、どうしても困るのは共働き家庭。
アメリカでは一定の年齢までは子供を家に置いたまま、 親が出かけることが法律で認められていません。特に子供が小さいうちは、子供を家に残したまま会社に行くっということはあまりないとは思いますが、出勤しなければならない親は、子供を誰かに見てもらう必要があります。
リモート授業の期間中、 働いている親は子供をべビーシッターやデイケアに預けたりしています。 (子供のクラスにも、一人いますね。 後ろに何人か他の子供が映っているんです)
でも普段なら日中は学校に行っているから、After School Program (ASP、日本でいう学童)だけでいいのに、 日中のデイケア分も必要になってしまいます。
そのため、人により月500ドル~700ドルなど、 追加の出費が発生します。(預け方・ 預け先により値段に差は生じます。)
しかも子供が3人いれば、3台パソコンなどが必要になったり、 机がなければ机を購入しなければならない、 など出費はかさみます。
地域によれば、市からパソコンを貸してもらえたり、
最後に
初めはネットワークの不具合などで授業が受けられないこともあり ましたが、今は改善されスムーズに授業が行われています。
システムを準備してくれた方や、 慣れないオンライン授業をやってくださっている先生方にとても感謝しています。